待ちに待ったCollective Wisdom がはじまります!
楽しみです
皆さん、楽しみにしてください!
サプライチェーン、エンジニアリングチェーンの双方で、いかに3D-CADデータを2Dに変換することなく活用し、「競争力の高い製品を、圧倒的スピードで生産準備し、無駄なく作るか」を多くの方々と意見交換したいと思います。 間違いなく楽しい場になるでしょう!
レクサー・リサーチの濱田と申します。
今後ともよろしくお願いいたします。
本テーマの概要の中に「2Dの利点とは?」と触れていらしたので、
私もこれから「なぜ3Dなのか?」、「3Dとは何か?」
といったことも含めて考えてゆける場として活用させていただきたいと思います。
改めて、よろしくお願いいたします。
今まで 3D ソフトを使って製造業に関する仕事をさせていただいた中で、「3D から 2D へ変換しているネック」というものを意識した事がありませんでした。
業界によってもことなるかと思いますが、 3D -> 2D 変換がなされるポイントはどのような箇所でしょうか?
「設計」フェーズでは 3D が主という認識ですが、「製造」では 2D (紙)を使用しているイメージでおります。
3D→2Dに変換されてしまう「ポイント(というかタイミング)」は種々あります。 1.設計部門から購買部門に部品情報を渡すとき →購買部門が「うちのサプライヤーはまだ3D環境にないから」 サプライヤーを3D環境にするのも購買部門の仕事であり、無償のビューワーを入れれば済む話です。
2.サプライヤー(または自社の部品製造部門)が2D素面を要求する場合。 →2D図面をしっかり理解して、NCコマンドをしっかり作り、(例えば)CNCマシニングセンタのコントロールパネルからコマンドを打ち込むことがその人の付加価値だと勘違いしている場合です。そんなプロセスはなんの付加価値も生みません、CAMを使えば済む話ですが、どうやら「自分の存在価値がなくなる」と思っているようです。
3.組立部門が2D図面を要求する場合 →作業マニュアルは紙に書いた2Dじゃなきゃダメ!という考えに固執している場合。「3Dマニュアルなんて時間がかかって仕方ない」と言う人も多いですが、私の経験からすると作成工数は半分、しかも試作品を待たずに作成開始できるので、スタートも早い。この辺りは日本のあちこちで話をしているのですが、まだまだ広まらないようです。 総じて言えることは「3Dを良く理解していない抵抗勢力」の存在です。この抵抗勢力を推進勢力に変えることはそんなに難しい事ではありません(半年くらいかかりますが)。私の様な現場に入り込んで活動するコンサルタントが粘り強く説得していくしかないのかもしれません。
ありがとうございます。
3D に対する現場の「偏見」というか「従来からの文化(実は不要)」のようなものが定着してしまっている節は私も感じたことがあります。
いまだに「ソフトを使うよりも紙で書いた方が早い」という方もいらっしゃるかと思います。しかしながら、それだと書き手の設計スキルや経験が共有できないという問題もあり、「その時は早く感じる」かもしれませんが、中長期スパンで見ると実は「同じような手間と時間が繰り返し発生する」といった根本的な問題を、信じられない方がいらっしゃるのかと思います。
> 作成工数は半分、しかも試作品を待たずに作成開始できるので、スタートも早い。
ここを理解いただくために、他社事例の他に、効果を実感していただきやすいモノやコトや工夫があると、とても良いと思っております。
組立部門のお話をいただいて感じたのですが、実際の組立現場で使用されている組み立て手順書はどのようなものが多いのでしょうか。
私のイメージでは「組立図」というものがあり、紙面に、部品の立体図と組み付ける部品とが矢印で結ばれていたり、部品ごとに吹き出しが付けられ、吹き出しに書かれている番号と、端に書かれた部品リストの番号が対応している、といったものなのですが、こういった組立はまた別物でしょうか。
組立図を少し調べてみましたが、 2D で表現されているものもかなり見受けられました。
プラモデルの説明書のようなものが多いと思っていましたが、、、平面で描かれている組立図は、実際に組み立てる際に「読み取る」ことと「再現すること」の両方に時間と負荷がかかりそうです。
Hamadaさん なかなかお返事が出来なくて申し訳ありません。テーマごとに私の考え方を書きますね。
>> 作成工数は半分、しかも試作品を待たずに作成開始できるので、スタートも早い。
>ここを理解いただくために、他社事例の他に、効果を実感していただきやすいモノやコトや工夫があると、とても良いと思っております。 デジタルマニュアルは実際に作ってみてはじめてそのパワフルさ(工数低下、コンカレント性)を実感できるもので、他社事例などでは確かに伝わりにくい(あんなこと言ってるけど、実際は大変なんだろう。。。のように)と思います。ただ、ではそれをどう伝えるか?やはりその効果を実データで示していくしかないのですよね。 私の経験ですと 紙のマニュアル(A3横 Excelで作成)に対して、3Dデータを用いたデジタルマニュアルは1枚当たりの作成時間は1/4になります。ただ、一枚に記す情報は少なくなるので、枚数は2倍になります。 1/4 × 2ですから、総工数は1/2、しかも作成着手時期が早いのですから、その効果は言わずもがなです。 しかし、デジタルマニュアルの効果はそれ以外の部分が大きいのです。「マニュアル画面を切り替えた=工程が次に移った」ですから、そのタイムスタンプを取っておけば生産実績データが簡単に、しかも作業者の負荷がほとんどない状態で取れます。それが取れれば後はどう活用するかですよね。組立現場のIoTのスタートラインに立つことができるのです。
貴重なコメントを下さりありがとうございます。
やはり「体験」から得られるものに勝るものはないということですね。
「聞く」、「見る」はどうしてもニアに過ぎず、それよりも「体験」から得られるフィールの方が多角的に、深く、理解を得ていただけると私も思います。「体験」していただくまでのアプローチを試行錯誤して施す必要があると考えております。
コメントして下さった中で、「3D では 2D よりも記す情報が少なくなる」というのはどのような事でしょうか。
私としては 3D から得られる情報は 2D の何倍もの量になるかと思っているのですが、「紙面にした場合」に 2D の方がコンパクトに情報を収められるのでしょうか。
しかしながら、ご教授いただいて初めて気づきました。たしかに、 3D 情報を静的に扱って精度や効率向上を図れますが、それ以上に、 3D 情報を動的に(実績として)扱うこともでき、手間をかけずに高精度で「実績のフィードバック」を行える事はとても強力ですね。
一方向の矢印の流れから、循環する輪を形成することが、多くの企業や多くの部門において、目に見えて「欲しい情報」となっている事を感じております。
どの業務もそうかと思いますが、実績のフィードバックは、直接業務ではなく間接や管理系のものなので、行う当人にとってはその効果や行為の意味を充分に実感できないもので、ここを最大限フォローできるものとして IoT の 1 つの側面があると思っております。
以前、組立図を3Dソフトで作成するという作業をした事がありました。
その際、PC上では3D形状が別の部品に組み付く軌跡をアニメーションで表示することができ、組み付け順だけでなく組み付け方法も分かりやすい形式になっていたと感じます。
しかしながら、現場向けにはまだまだ紙を使用するルールがあり、3DデータからExcelへ出力する機能が同ソフトの外部で開発されていました。
これらもその内、紙面に印刷する形式でなく、現場でも直接3D形状とアニメーションを参照できれば良いと思います。
実際の作業現場でも3Dに加えてそのアニメーションを簡単に参照する仕組みとしてはウェアラブルを付ける他に、作業指示画面を常に見える所に設置し、それを参照することもできますが、スペースを考慮するとウェアラブルの方が強みを活かせますね。
コストとしてはどうなんでしょうか。
モニターを設置する方がやはりまだ低コストで実現できるのでしょうか。
デジタルマニュアルの表示方法としてのウェアラブルとディスプレイの選択ですが、私はディスプレイを推奨しています。
実はまだ最新のウェアラブル(Google Grassなど)は試していないのですが、2000年に一時流行ったウェアラブルは15分で頭が痛くなりました。いくらウェアラブルの性能が良くなったとしても、一日8時間装着するのは負担が大きいのかな?と思います。 タブレット端末が安くなっているので、私はタブレットをお勧めします。
ただ、ウェアラブルの可能性には期待しています。例えば「次に使う部品が赤く光って見える」なんてことが出来れば、セル生産でのピッキングには最高です。
表示の仕方の今時点での理想形は、自動車のヘッドアップディスプレイ、それもフロントウィンドウに虚像として映し出すものです。ガラスが無い状態でもあればできれば最高なんですが。。。
コメントありがとうございます。
やはりウェアラブルには負担があるのですね。
私も 3D CAD ソフトを使い始めの頃は「3D 酔い」とでも言いますか、長時間、画面を見ると気分が悪くなった時もありましたが、最近の描画機能の向上の成果か、現在は違和感なく使用できております。
ウェアラブルも生体にマッチした描画や形状・重量であれば、通常の眼鏡と同じように違和感を与えずに使用できるようになるかもしれません。
タブレット端末はやはり手に入れやすく強力なツールなのですね。
ヘッドアップディスプレイはまさに VR とも言えるものだと思っております。これが空間上に表示できれば…と思っておりましたが、空間をディスプレイにする技術はやはり研究されており、スクリーンレスディスプレイが実用に向けて開発されているとのことで、そう遠くない未来に、ウェアラブルを越えた作業指示方法が実現できるかもしれません。
http://jp.diginfo.tv/v/14-0044-jp.php
私も一度ウェアラブルディスプレイの研究開発を行ったことがありますが、まだまだ課題があると感じました。
ハードウェアとしては
などの問題がありました。現段階では実用はまだ難しいと感じました。
そのほかにも
などの問題がありました。
しかしウェアラブルデバイス、3D投影デバイス、AR技術もこれからどんどん技術発展していくと思いますし、可能性も広がるのではないかと期待しています。
貴重なコメントありがとうございます。
ハード面での課題は具体的に挙げるとかなりあるのですね。
しかも、通常よりもシビアな環境での実用性が、製造現場では必要とされるので、要求されるレベルはより高いものかと思います。
焦点移動などの生体的な問題はやはりウェアラブルが抱える、越えるべき最も重要な壁ですね。
また組立現場の話題になってしまいますが、少し前にこのような記事に出ていたことを知りました。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20131017/309604/
やはり、 XVL の軽さを生かした「様々なアプリケーションから利用可能」という形態は強みがあると感じます。
記事の中でも目を引いたのは「データの作りやすさ」だと思います。
簡単に 3D アニメーションが作成できるということは強力な工数削減を狙えるのではないかと思いました。
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楽しみです
皆さん、楽しみにしてください!
皆さん、楽しみにしてください!
サプライチェーン、エンジニアリングチェーンの双方で、いかに3D-CADデータを2Dに変換することなく活用し、「競争力の高い製品を、圧倒的スピードで生産準備し、無駄なく作るか」を多くの方々と意見交換したいと思います。
間違いなく楽しい場になるでしょう!
レクサー・リサーチの濱田と申します。
今後ともよろしくお願いいたします。
本テーマの概要の中に「2Dの利点とは?」と触れていらしたので、
私もこれから「なぜ3Dなのか?」、「3Dとは何か?」
といったことも含めて考えてゆける場として活用させていただきたいと思います。
改めて、よろしくお願いいたします。
今まで 3D ソフトを使って製造業に関する仕事をさせていただいた中で、「3D から 2D へ変換しているネック」というものを意識した事がありませんでした。
業界によってもことなるかと思いますが、 3D -> 2D 変換がなされるポイントはどのような箇所でしょうか?
「設計」フェーズでは 3D が主という認識ですが、「製造」では 2D (紙)を使用しているイメージでおります。
3D→2Dに変換されてしまう「ポイント(というかタイミング)」は種々あります。
1.設計部門から購買部門に部品情報を渡すとき
→購買部門が「うちのサプライヤーはまだ3D環境にないから」 サプライヤーを3D環境にするのも購買部門の仕事であり、無償のビューワーを入れれば済む話です。
2.サプライヤー(または自社の部品製造部門)が2D素面を要求する場合。
→2D図面をしっかり理解して、NCコマンドをしっかり作り、(例えば)CNCマシニングセンタのコントロールパネルからコマンドを打ち込むことがその人の付加価値だと勘違いしている場合です。そんなプロセスはなんの付加価値も生みません、CAMを使えば済む話ですが、どうやら「自分の存在価値がなくなる」と思っているようです。
3.組立部門が2D図面を要求する場合
→作業マニュアルは紙に書いた2Dじゃなきゃダメ!という考えに固執している場合。「3Dマニュアルなんて時間がかかって仕方ない」と言う人も多いですが、私の経験からすると作成工数は半分、しかも試作品を待たずに作成開始できるので、スタートも早い。この辺りは日本のあちこちで話をしているのですが、まだまだ広まらないようです。
総じて言えることは「3Dを良く理解していない抵抗勢力」の存在です。この抵抗勢力を推進勢力に変えることはそんなに難しい事ではありません(半年くらいかかりますが)。私の様な現場に入り込んで活動するコンサルタントが粘り強く説得していくしかないのかもしれません。
ありがとうございます。
3D に対する現場の「偏見」というか「従来からの文化(実は不要)」のようなものが定着してしまっている節は私も感じたことがあります。
いまだに「ソフトを使うよりも紙で書いた方が早い」という方もいらっしゃるかと思います。しかしながら、それだと書き手の設計スキルや経験が共有できないという問題もあり、「その時は早く感じる」かもしれませんが、中長期スパンで見ると実は「同じような手間と時間が繰り返し発生する」といった根本的な問題を、信じられない方がいらっしゃるのかと思います。
> 作成工数は半分、しかも試作品を待たずに作成開始できるので、スタートも早い。
ここを理解いただくために、他社事例の他に、効果を実感していただきやすいモノやコトや工夫があると、とても良いと思っております。
組立部門のお話をいただいて感じたのですが、実際の組立現場で使用されている組み立て手順書はどのようなものが多いのでしょうか。
私のイメージでは「組立図」というものがあり、紙面に、部品の立体図と組み付ける部品とが矢印で結ばれていたり、部品ごとに吹き出しが付けられ、吹き出しに書かれている番号と、端に書かれた部品リストの番号が対応している、といったものなのですが、こういった組立はまた別物でしょうか。
組立図を少し調べてみましたが、 2D で表現されているものもかなり見受けられました。
プラモデルの説明書のようなものが多いと思っていましたが、、、平面で描かれている組立図は、実際に組み立てる際に「読み取る」ことと「再現すること」の両方に時間と負荷がかかりそうです。
Hamadaさん
なかなかお返事が出来なくて申し訳ありません。テーマごとに私の考え方を書きますね。
>> 作成工数は半分、しかも試作品を待たずに作成開始できるので、スタートも早い。
>ここを理解いただくために、他社事例の他に、効果を実感していただきやすいモノやコトや工夫があると、とても良いと思っております。
デジタルマニュアルは実際に作ってみてはじめてそのパワフルさ(工数低下、コンカレント性)を実感できるもので、他社事例などでは確かに伝わりにくい(あんなこと言ってるけど、実際は大変なんだろう。。。のように)と思います。ただ、ではそれをどう伝えるか?やはりその効果を実データで示していくしかないのですよね。
私の経験ですと
紙のマニュアル(A3横 Excelで作成)に対して、3Dデータを用いたデジタルマニュアルは1枚当たりの作成時間は1/4になります。ただ、一枚に記す情報は少なくなるので、枚数は2倍になります。
1/4 × 2ですから、総工数は1/2、しかも作成着手時期が早いのですから、その効果は言わずもがなです。
しかし、デジタルマニュアルの効果はそれ以外の部分が大きいのです。「マニュアル画面を切り替えた=工程が次に移った」ですから、そのタイムスタンプを取っておけば生産実績データが簡単に、しかも作業者の負荷がほとんどない状態で取れます。それが取れれば後はどう活用するかですよね。組立現場のIoTのスタートラインに立つことができるのです。
貴重なコメントを下さりありがとうございます。
やはり「体験」から得られるものに勝るものはないということですね。
「聞く」、「見る」はどうしてもニアに過ぎず、それよりも「体験」から得られるフィールの方が多角的に、深く、理解を得ていただけると私も思います。「体験」していただくまでのアプローチを試行錯誤して施す必要があると考えております。
コメントして下さった中で、「3D では 2D よりも記す情報が少なくなる」というのはどのような事でしょうか。
私としては 3D から得られる情報は 2D の何倍もの量になるかと思っているのですが、「紙面にした場合」に 2D の方がコンパクトに情報を収められるのでしょうか。
しかしながら、ご教授いただいて初めて気づきました。たしかに、 3D 情報を静的に扱って精度や効率向上を図れますが、それ以上に、 3D 情報を動的に(実績として)扱うこともでき、手間をかけずに高精度で「実績のフィードバック」を行える事はとても強力ですね。
一方向の矢印の流れから、循環する輪を形成することが、多くの企業や多くの部門において、目に見えて「欲しい情報」となっている事を感じております。
どの業務もそうかと思いますが、実績のフィードバックは、直接業務ではなく間接や管理系のものなので、行う当人にとってはその効果や行為の意味を充分に実感できないもので、ここを最大限フォローできるものとして IoT の 1 つの側面があると思っております。
以前、組立図を3Dソフトで作成するという作業をした事がありました。
その際、PC上では3D形状が別の部品に組み付く軌跡をアニメーションで表示することができ、組み付け順だけでなく組み付け方法も分かりやすい形式になっていたと感じます。
しかしながら、現場向けにはまだまだ紙を使用するルールがあり、3DデータからExcelへ出力する機能が同ソフトの外部で開発されていました。
これらもその内、紙面に印刷する形式でなく、現場でも直接3D形状とアニメーションを参照できれば良いと思います。
実際の作業現場でも3Dに加えてそのアニメーションを簡単に参照する仕組みとしてはウェアラブルを付ける他に、作業指示画面を常に見える所に設置し、それを参照することもできますが、スペースを考慮するとウェアラブルの方が強みを活かせますね。
コストとしてはどうなんでしょうか。
モニターを設置する方がやはりまだ低コストで実現できるのでしょうか。
デジタルマニュアルの表示方法としてのウェアラブルとディスプレイの選択ですが、私はディスプレイを推奨しています。
実はまだ最新のウェアラブル(Google Grassなど)は試していないのですが、2000年に一時流行ったウェアラブルは15分で頭が痛くなりました。いくらウェアラブルの性能が良くなったとしても、一日8時間装着するのは負担が大きいのかな?と思います。
タブレット端末が安くなっているので、私はタブレットをお勧めします。
ただ、ウェアラブルの可能性には期待しています。例えば「次に使う部品が赤く光って見える」なんてことが出来れば、セル生産でのピッキングには最高です。
表示の仕方の今時点での理想形は、自動車のヘッドアップディスプレイ、それもフロントウィンドウに虚像として映し出すものです。ガラスが無い状態でもあればできれば最高なんですが。。。
コメントありがとうございます。
やはりウェアラブルには負担があるのですね。
私も 3D CAD ソフトを使い始めの頃は「3D 酔い」とでも言いますか、長時間、画面を見ると気分が悪くなった時もありましたが、最近の描画機能の向上の成果か、現在は違和感なく使用できております。
ウェアラブルも生体にマッチした描画や形状・重量であれば、通常の眼鏡と同じように違和感を与えずに使用できるようになるかもしれません。
タブレット端末はやはり手に入れやすく強力なツールなのですね。
ヘッドアップディスプレイはまさに VR とも言えるものだと思っております。これが空間上に表示できれば…と思っておりましたが、空間をディスプレイにする技術はやはり研究されており、スクリーンレスディスプレイが実用に向けて開発されているとのことで、そう遠くない未来に、ウェアラブルを越えた作業指示方法が実現できるかもしれません。
http://jp.diginfo.tv/v/14-0044-jp.php
私も一度ウェアラブルディスプレイの研究開発を行ったことがありますが、まだまだ課題があると感じました。
ハードウェアとしては
などの問題がありました。現段階では実用はまだ難しいと感じました。
そのほかにも
などの問題がありました。
しかしウェアラブルデバイス、3D投影デバイス、AR技術もこれからどんどん技術発展していくと思いますし、可能性も広がるのではないかと期待しています。
貴重なコメントありがとうございます。
ハード面での課題は具体的に挙げるとかなりあるのですね。
しかも、通常よりもシビアな環境での実用性が、製造現場では必要とされるので、要求されるレベルはより高いものかと思います。
焦点移動などの生体的な問題はやはりウェアラブルが抱える、越えるべき最も重要な壁ですね。
また組立現場の話題になってしまいますが、少し前にこのような記事に出ていたことを知りました。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20131017/309604/
やはり、 XVL の軽さを生かした「様々なアプリケーションから利用可能」という形態は強みがあると感じます。
記事の中でも目を引いたのは「データの作りやすさ」だと思います。
簡単に 3D アニメーションが作成できるということは強力な工数削減を狙えるのではないかと思いました。