複数の部品を組み立てて一つの製品を作るとします。
その際に使われるのがパーツリスト。部品表ですね。
さらにひとつひとつの部品に着目すると、
ある部品はさらに複数の部品から構成されています。
親部品がどういう子部品から構成されているか。
その親子関係も含めたパーツリストが部品構成表です。
英語で Bill of Materials、略してBOM(ボム)といいます。
BOMには用途に応じて、設計BOM(E-BOM)、製造BOM(M-BOM)、
購買BOM(P-BOM)、販売BOM(S-BOM)などがあります。
BOMについては製造BOMを中心に取扱いますが、
その関連で他のBOMについても触れていきます。
なお、プロセス産業(化学や医薬、食品など)においては、
部品表のことを一般にレシピとか配合表と呼びます。
部品構成表はP/S(Parts Structure)
と表記することもあります。
部品構成表には各品目の構成関係を登録します。
.品目B 2個
..品目C 1個
..品目D 1個
.品目C 1個
品目Bは品目C(1個)と品目D(1個)から構成される。
品目A 1個につき、
品目B 2個、
品目C 3個(=2×1+1)
品目D 2個(=2×1)
が必要になります。
ある組立品がどの部品から構成されているか調べます。
ある部品がどの組立品で使用されているかを調べます。
>購買BOM(P-BOM)、販売BOM(S-BOM)などがあります。