柳生 謙

06.部品構成表(BOM)

複数の部品を組み立てて一つの製品を作るとします。
その際に使われるのがパーツリスト。部品表ですね。

さらにひとつひとつの部品に着目すると、
ある部品はさらに複数の部品から構成されています。

親部品がどういう子部品から構成されているか。
その親子関係も含めたパーツリストが部品構成表です。

英語で Bill of Materials、略してBOM(ボム)といいます。

BOMには用途に応じて、設計BOM(E-BOM)、製造BOM(M-BOM)、
購買BOM(P-BOM)、販売BOM(S-BOM)などがあります。

BOMについては製造BOMを中心に取扱いますが、
その関連で他のBOMについても触れていきます。

なお、プロセス産業(化学や医薬、食品など)においては、
部品表のことを一般にレシピとか配合表と呼びます。



返信(2)

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  • BOMはB/Mと表記することもあります。
     
    '/'つながりでいくと、
     
    品目マスタはP/N(Parts Number)
    部品構成表はP/S(Parts Structure)
    と表記することもあります。
     
    品目マスタにひとつひとつの部品を登録します。
    部品構成表には各品目の構成関係を登録します。
     
    例えば、下記の部品構成表を考えます。
     
    品目A
    .品目B  2個
    ..品目C 1個
    ..品目D 1個
    .品目C  1個
     
    品目Aは品目B(2個)と品目C(1個)から構成される。
    品目Bは品目C(1個)と品目D(1個)から構成される。
     
    集計すると、
    品目A 1個につき、
    品目B 2個、
    品目C 3個(=2×1+1)
    品目D 2個(=2×1)
    が必要になります。
     
    上記の様に親部品から子部品を探すのが正展開
    ある組立品がどの部品から構成されているか調べます。
     
    逆に子部品から親部品を探すのが逆展開
    ある部品がどの組立品で使用されているかを調べます。


  • >BOMには用途に応じて、設計BOM(E-BOM)、製造BOM(M-BOM)、
    >購買BOM(P-BOM)、販売BOM(S-BOM)などがあります。
     
    そのほかサービスBOM(保守BOM)というBOMもあります。
     
    このようにBOMはさまざまな業務でそれぞれの目的に応じて使われます。
     
    しかし多様化にはバラバラという危険性もあります。
     
    業務においても情報システムにおいてもBOMの共通化が必要です。
     
    特に品目コードの統一は重要です。
     
    共通の番号体系で品目コードを採番します。


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